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CL-X919(シーエル エックス キュウイチキュウ)は1989年(平成元年)にパイオニア(現・オンキヨー&パイオニア)が開発した高級オーディオの1種である。CL-X919は各機器を組み合わせた際の型番および製品名である。各構成ユニットの組み合わせによってはVSX-X9、VSX-X7等と称される場合もある。 == 概要 == アナログレコードが普及していた当時、一般的なレコードプレーヤー単体の製品とは一線を画した高機能なシステムコンポーネント(システムコンポと通称される、現在一般的となったミニコンポの前身)が人気を集めていた。 システムコンポはオーディオコンポまたは単にコンポとも呼ばれ、一般的にはターンテーブル、AMおよびFMラジオチューナ、アンプ、カセットテープレコーダ等、複数のメディアが扱える固定式のオーディオシステムの総称である。 中にはスピーカー部分以外の全てが一体化しているものも多いが、一部製品や高級オーディオと称される製品の大部分は、各ユニットが独立し、個別にも使用する事ができるようになっていた。 VSX-X9は、そうしたシステムコンポの黎明期に開発、販売された高級システムコンポの一種である。 扱えるメディアも当時の製品の中では群を抜いて多く、当時、人気を博していた同社Private(プライベート)シリーズをベースに更なる改良が加えられている。 Privateも、いわゆる何でも入りコンポと通称されたミニコンポに類する製品ではあったが、CL-X919またはCL-X717はその上位機種にあたり、愛称は WAVE(ウエーブ) と称する。 WAVEシリーズとしては2種類が発売され、片方は高機能なCL-X919、もう片方は廉価版のCL-X717である。 当時レーザーディスクとVHSビデオ、レコードの全てが扱えるシステムコンポは他に類を見ず、同社はこれを総合AVシステムと位置付けていた。 とりわけCL-X919はオーディオマニアに人気が高く、現在でも古い製品でありながら各構成ユニットが全て揃っていれば高値で取引される場合も少なくない。メインユニットとなるVSX-X919やLDプレーヤーであるCLD-X919等の一部製品は単独でも販売されたため、CL-X919、またはCL-X717として普及した数はごく僅かである。 オプションとしてボディソニックシステムの設定もあった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CL-X919」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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